地球 (ちきゅう)をあたたかくしているのは、太陽 (たいよう)からくる光 (ひかり)のエネルギーです。
地球 (ちきゅう)は大気 (たいき)という名前 (なまえ)の洋服 (ようふく)を着 (き)ていて、この大気中 (たいきちゅう)には、二酸化炭素 (にさんかたんそ)などの温室効果 (おんしつこうか)ガスがふくまれています。
温室効果 (おんしつこうか)ガスは、光 (ひかり)のエネルギーの赤外線 (せきがいせん)を吸収 (きゅうしゅう)し、熱 (ねつ)をにげにくくして、地球 (ちきゅう)が冷 (ひ)えるのをふせいでいます。
しかし、大気中 (たいきちゅう)の二酸化炭素 (にさんかたんそ)がふえると、厚着 (あつぎ)をしている状態 (じょうたい)になり、地球 (ちきゅう)の温度 (おんど)はあがってしまいます。
この状態 (じょうたい)を地球 (ちきゅう)の温暖化 (おんだんか)といいます。
温暖化(おんだんか)がすすむと、2100年(ねん)には、1990年(ねん)にくらべて2℃(ど)ぐらいあたたかくなると予想(よそう)されています。
そうすると、南極(なんきょく)や北極(ほっきょく)の氷(こおり)がとけて海面(かいめん)が50cm(せんちめーとる)ぐらいあがるといわれ、海面(かいめん)より低(ひく)い土地(とち)は海(うみ)にしずんでしまいます。
また、気候(きこう)の変化(へんか)によって集中豪雨(しゅうちゅうごうう)や干(かん)ばつがふえ、農作物(のうさくもつ)がうまく育(そだ)たず、食料(しょくりょう)が足(た)りなくなってしまいます。
住(す)むところもなくなり、食(た)べるものもなくなると、わたしたち人間(にんげん)はどうなってしまうのでしょうか…?